天地明察

スタジオパークに岡田さん。岡田さんの関西弁は思わぬところで零れるから萌えるのであって無理やり喋らせても照れちゃうだけで*1ちょっと違うんだよ・・・!と思いながら見てました。
9/6に天地明察の試写会が当たったので行ってきました。原作を読み切ってから行くつもりでしたが、諸々の事情で下巻の最初までしか読めなかったのが悔しいです。

以下、おそらくネタバレありの感想になりますので鑑賞予定の方はお気を付けください。
物語の最初から最後まで出てくるという意味では横山さんの出番は予想以上に多いです。あ、でも過度な期待はしないでください、私の出番予想が少な過ぎただけだと思います。私は正直横山さんの演技が上手いと思ったことがあまりないのですが、算哲と道策が将軍の前で勝手に真剣勝負をして2人が兄の算知と師匠の道悦に怒られて道策(横山さん)が師匠に訴える場面は良かったと思います。台詞回しや声のトーンがすごく自然でした。まぁでも他の場面になるとやっぱり滑舌が気になるかな・・・。
原作が長編なので、2時間半弱の上映時間でも小説をダイジェストにしたような感じは否めないかなと思います。算哲という男の成長物語になっているので算術の問題や道具、天文や暦についての解説はほとんどありません。なので完璧に理解するには難しいです。岡田さんとあおいちゃんの外見があまり変わらないので、膨大な時間を費やして改暦に取り組んできたということが少し分かりにくいかなぁとも思いました。あ、あとひとつ。算哲が刀で掌を切って血が流れているにえん(あおいちゃん)の着物が汚れてないのはミスなのかわざとなのか・・・。
それでも純粋に真剣勝負に向き合う算哲の姿は見ていてとても応援したくなるし、えんとの恋の場面では思いの外ドキドキさせてくれます。私はえんはもっと無愛想というか怒りっぽいイメージだったのですが、映画のえんはもう少し柔らかくて、でも芯のしっかりした女性でした。あ、夫婦になった日の夜のえんの「お願い」が凄かったwあとラストシーンの「そなたにあげた星だ」っていう算哲さんの台詞もよく考えたら凄い殺し文句!ジャニヲタ目線で身も蓋もない言い方すると、算哲さん結構な萌えキャラです。母性本能くすぐり系。
個人的に好きだったのは建部(笹野さん)と伊藤(岸辺さん)です。北極出地で2人に影響を受ける算哲が良い。建部が夢を語る場面と「頼みましたよ」「頼まれました」はやっぱりグッときました。

とにかく原作をきちんと読み切ってからもう1度映画館で観てみようと思います。

*1:それはそれで可愛いけれど。